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クロボーズ未公開プロットとか

 たみさんとの異色時代コミック「クロボーズ」ツイッターで三年半ぶりに未公開ネームを公開しました。ついでに、こちらで、さらに続き、構想していたプロットを公開させていただきます。ネタバレではあるけど、まあ、歴史の流れだから当然こうなるってとこでもあるしね。御笑覧ください。

・2巻以降の展開

 本能寺で信長が暗殺され、弥助はそれを救うことが出来なかった。信長に止めを刺した男が元チャンピオンであったように見えたが、それは定かではない。煙に巻かれて倒れた弥助を救ったのは千代女だった。
 信長に代わって天下を取った明智光秀は自身の信ずる天下を作り始める。その背後にはイスパニアの思惑があった。イスパニアとは、元チャンピオンの母国スペインの前身でもある。
 打倒光秀に動く秀吉は、弥助に協力を求める。その見返りは信長の残したオーパーツ。この時代にあるはずのない歌の録音された小さなからくり。
 秀吉の忍びとして暗躍する弥助。秀吉は山崎の戦で光秀を、賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を、小牧長久手の戦いで徳川家康を倒し、関白として天下に君臨する。その戦いに弥助は陰ながら大きく関わり、そのたびに秘密が明かされていく。
 未来から来たからくりは弥助の家族が成長し送ってきた未来からのメッセージだった。弥助と未来の絆を断ち切りたい秀吉は、それを伏せていた。関白になった秀吉は地位と引き換えに信頼できる仲間を失ったと思っていた。その中で弥助だけが信じられた。だから、未来に帰る邪魔をした。それを知った弥助は、からくりを奪うべく大阪城に潜入する。伸び放題の髪の毛はアフロヘア。石川五右衛門の髪形になっていた。
 外国人を追放し、大陸進出を企む秀吉と対決する弥助。その前に現れたのは元チャンピオン、ステファン・スミス。弥助と同時に戦国にタイムスリップしたステファンは家康の下で暗躍していた。その行動は服部半蔵とダブる。
 弥助VSステファン、戦国で雌雄を決する二人のボクサー。秀吉と家康の駆け引きが二人の運命を弄び、弥助の執念が歴史を捻じ曲げる。
 歴史に大きな狂いが生じかけた時、時の修復力が働く。秀吉と弥助の別れ。弥助は時の彼方へと消えてしまう。
 1792年、日本は寛政4年歌麿がブレイクした江戸中期頃、フランス革命でナポレオンに背いた「黒い将軍」がいたという。巌窟王の作家、アレクサンドル・デュマの父、
アレックス・デュマである。それが、再び時を渡ったヤーボ、弥助の姿に重なって…。

 …以上です。いつか何らかの形で世に出せればいいなぁ。SF的なギミックとか、細部のアイディアも考えてるけど、発表する状況や、他に思いついたりで変わるかもしれないけどね。下は企画時のイメージカットです。ちょっと雰囲気違うけど、狙いはハッキリしてたなw
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